お金持ちはみんなマネーマシン(お金を生む仕組み)を持っています。つまり、お金持ちになるためには自分のマネーマシンを作る必要があります。
この記事では、だれでも簡単にできる、マネーマシンの作り方をわかりやすく説明します。収入を増やし、支出を減らし、アメリカ株や全世界株で運用して資産を増やしましょう。
資産が十分に増えたら、株そのものがマネーマシンになっていますし、一部の株を売って不動産や高配当株や債券などを購入して資産を入れ替えてもいいです。
マネーマシンとは?
マネーマシンとは、お金がお金を生む仕組みのことです。お金持ちは全員がマネーマシンを持っています。

お金がお金を生む、お金製造機なんて、そんな夢のようなモノがあるの?

ねこくんが想像しているモノとは少し違うけど、マネーマシンはお金がお金を生む仕組みのことだよ。
マネーマシンの例をいくつか挙げます。
- 2億円の株式を平均リターン5%で運用し、年間1,000万円分の株式を売却して引き出す。
- 2億円で平均配当利回り5%の株式を購入し、年間で1,000万円の配当収入を得る。
- 2億円で平均利回り5%の不動産を購入し、年間で1,000万円の家賃収入を得る。
- ビジネスオーナーになり、年間で1,000万円の収入を得る。(自分は労働せず人を雇って仕事をしてもらう)
マネーマシンは必要?
マネーマシンを作る理由は、経済的自由を得るためです。マネーマシンを作ることで、働かずに収入を得ることができます。
大きなマネーマシンがあればFIREもできます。また、仕事を辞めなかったとしても、辞める選択肢を持つことができれば仕事のストレスが減ります。
FIREできるほど大きなマネーマシンではなくても、日々の生活を豊かにしたり、老後の備えにすることができます。
何も行動しなければ貧乏な老後が待っている
日本の年金受給額は平均で数万円(国民年金のみ)~十数万円(国民年金+厚生年金)です。年金だけで生活するのは苦しいので、追加で生活費を手に入れなければなりません。選択肢はいくつかありますが、経済的にも精神的にも豊かな老後を送るには、マネーマシンから収入を得るしか方法はありません。
- 働く:世の中に求められるスキルがない人は低賃金労働になります。また、どんなひとでもいつまでも働き続けられるものではありません。
- 貯金を取り崩す:老後資金をためておくことは大事です。しかし、収入がなければ貯金は減る一方なので、長生きすることにおびえながら生活することになります。
- 生活保護を受給する:生活保護を受給すると最低限のお金をもらえますが、貧乏な生活を送ることになります。
- マネーマシンから収入を得る:経済的にも精神的にも豊かな老後を送るには、マネーマシンから収入を得るしか方法はありません。
マネーマシンのもとになるお金の作り方
一般的にマネーマシンのもとになるお金は株式への積み立て投資で作ります。運用利回りの観点で、株式、債券、金投資を比較した場合、株式のパフォーマンスが最も良いことがわかっているためです。これは日本でもアメリカでも世界中で共通です。
そして、株式の投資対象はアメリカ株が優れています。なぜなら、アメリカ株にはリターンが高い、人口が増加している、イノベーションが起きやすい、成長率が高い、覇権国家である、解雇規制が緩いなど多くのメリットがあるためです。
アメリカ株に集中するのはリスクがあると考える場合は、全世界株でもいいです。
この記事では、アメリカ株への積み立て投資でマネーマシンをつくるための具体的な数字を紹介します。
1974年から2023年までのS&P500の配当再投資込みの平均リターンは11.2%でしたので、11.2%で運用したと想定して、積み立てシミュレーションを使って計算しています。
毎月5万円を 積み立て投資 | 毎月10万円を 積み立て投資 | 毎月20万円を 積み立て投資 | |
1億円 達成まで | 27年 投資金額:1,620万円 運用収益:8,712万円 合計:10,332万円 | 21年 投資金額:2,520万円 運用収益:7,543万円 合計:10,063万円 | 16年 投資金額:3,840万円 運用収益:6,771万円 合計:10,611万円 |
2億円 達成まで | 33年 投資金額:1,980万円 運用収益:18,699万円 合計:20,679万円 | 27年 投資金額:3,240万円 運用収益:17,425万円 合計:20,665万円 | 21年 投資金額:5,040万円 運用収益:15,087万円 合計:20,127万円 |
表からわかるように、毎月5万円でも33年で2億円をつくることができます。積立金を増やせばもっと早く2億円に到達します。
毎月5万円や10万円以上を積み立てるのは難しいという人がいるかもしれませんが、できる範囲で積み立てをするべきです。例えば大学卒業後の22歳から定年の65歳まで働くとすると43年間ありますので、早く積み立てを始めれば1億円や2億円を達成するのは夢ではありません。
どれだけの金額を積み立てるか、どれだけの期間運用するか次第で、あなたのマネーマシンの大きさが決まります。
積立金額を増やすためには、収入を増やし、支出を減らし、運用するのですが、その際に注意点があります。
収入を増やす

あなたは年収を上げるためにできることをしていますか?会社から給料をもらうだけではなく、副業も選択肢に入れて収入の種類を増やす方法もあります。
- 今の職場で給料を上げる:スキルを身につけて役職を上げる、社内政治を駆使して役職を上げる
- 転職して給料を上げる:スキルを身につけて役職を上げる、給料の高い業界に転職する
- 副業する
収入を増やすと、マネーマシンを大きくスピードが速くなります。
支出を減らす

収入を上げたとしても、支出を増やしてしまっては積み立てにお金を回せません。
- 収入が上がっても生活レベルを上げない:収入が増えても支出まで増えると、投資できる金額が増えません。
- 見栄をはらない:周りに合わせて、ちょっといいモノを買うようになると、どんどん支出が増えます。
- 本当に欲しいものだけを買う:買い物をするときに、それを本当に欲しいのか確認しましょう。
支出のコントロールが難しいという場合は、収入から一定額を強制的に積みたたしてしまい、残りのお金で生活するというのもひとつの方法です。
投資する

お金持ちになるためには投資して資産を増やす必要があります。
銀行預金では金利が低すぎてお金が増えませんし、だからと言ってハイリスク・ハイリターンを狙った投資をしてもかけ事と同様にすべての人が成功するわけではありません。
最もすぐれている投資方法は、低コストインデックスファンド・ETFによるアメリカ株や全世界株への長期・分散投資です。

わたしの資産の大部分は、S&P500に連動する低コスト投資信託とETFです。
分散投資
投資の格言として「卵はひとつのカゴに盛るな」と言われているように、複数の企業に分散して投資することで資産のリスクを下げることができます。
投資信託やETFは一つの商品を購入すると数百~数千社に分散投資されますので、投資信託やETFは分散投資に向いている金融商品です。
アクティブファンドよりインデックスファンド
投資信託やETFには、インデックスファンドとアクティブファンドの2種類あります。インデックスファンドとは、日経平均やS&P500といった株価指数などの指標に連動した運用を目指す投資信託のことです。アクティブファンドとは、専門家が様々な企業を調査・分析して指標を上回る運用を目指す投資信託のことです。
一般的にアクティブファンドは手数料が高いことと、専門家であっても将来を見通すことが困難なため、ほとんどのアクティブファンドの成績はインデックスファンドより悪いことが知られています。つまり、投資信託を購入するならインデックスファンドにするべきです。
マネーマシンの作り方
ここまでで、マネーマシンのもとになるお金の作り方を説明してきましたので、ここからは本題のマネーマシンの作り方を説明します。
一番シンプルなのは、アメリカ株への積立投資を継続して、成長するアメリカ株をマネーマシンとすることです。毎年株式の5%以下を売却して現金として引き出しても、アメリカ株のマネーマシンはその規模を維持できます。
ほかの方法としては、次に紹介するマネーマシンの中からお好みのものを選び、アメリカ株の一部を売却して資産を入れ替えることです。
マネーマシンの種類
- 株式(成長株):成長するアメリカ株に投資し、一部を売却して現金として引き出す方法です。
- 株式(高配当株):高配当株は、安定した収入源となります。
- REIT:高配当株と同様、安定した収入源となります。
- 債券:利息収入を得ることができます。ローリスク・ローリターンなので、資産の変動が小さく安心できる一方で、マネーマシンの規模が大きくなければ収入は限られます。
- 実物不動産:賃貸収入を得ることができ、資産価値の上昇も期待できます。ただし、始める前に十分な知識を身につけなければ失敗するリスクがあります。また、手間がかかるので不労所得にはなりません。
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