こんにちは、おくりんです。
最近、「配当金でお小遣いが欲しい!」という声をよく耳にします。実際、毎月のように配当金が口座に振り込まれるのを見るのは、配当株投資の醍醐味のひとつですよね。
ところで、高配当株と連続増配株の違いをご存じでしょうか?この記事では、高配当株と連続増配株の違いやそれぞれの特徴、初心者におすすめの投資法まで、やさしく解説していきます!
高配当株とは?
まず高配当株とは、その名の通り配当利回りが高い株のことを指します。配当利回りとは、株価に対する配当金の割合のことで、たとえば株価が1,000円で配当が50円なら、配当利回りは5%です。
高配当株の魅力は、なんといってもインカムゲイン(配当収入)が大きいこと。預金では得られないような利回りが期待できるため、特に退職後の安定収入を目指す方に人気があります。
高配当株のメリット
- 市場が下落しても配当が支えになる
- 毎年安定した配当がもらえる
- 長期保有でトータルリターンが安定
高配当株のデメリット
ただし、ここで注意が必要なのが、高配当株のすべてがお得とは言えないという点です。
高配当利回りの背景には、株価の大幅な下落がある場合もあります。業績が悪化し、株価が下がった結果として利回りが高く見えているだけ、ということもあるのです。
連続増配株とは?
一方、連続増配株とは、毎年のように配当金を増やし続けている企業の株のことを指します。たとえば10年以上連続で増配している企業などがそれにあたります。
連続増配ができる企業というのは、業績が安定していて、株主への還元意識も高いのが特徴です。アメリカでは連続増配年数が25年を超える企業を配当貴族と呼び、50年を超える企業を配当王と呼びます。
連続増配株のメリット
- 増配により配当利回りが将来的に上がる
- 業績が安定している企業が多い
- 長期的な株価上昇も期待できる
連続増配株のデメリット
一方で、現在の配当利回りが高くない場合が多いため、「今すぐ高い配当がほしい!」という方には物足りなく感じるかもしれません。
高配当株と連続増配株の違い
まとめるとこのようになります。
項目 | 高配当株 | 連続増配株 |
主な特徴 | 配当利回りが高い | 配当を増やし続けている |
投資目的 | 現在の配当収入を重視 | 将来の成長と配当収入を重視 |
メリット | 毎年安定した配当がもらえる長期保有でトータルリターンが安定市場が下落しても配当が支えになる | 業績が安定している企業が多い長期的な株価上昇も期待できる増配により配当利回りが将来的に上がる |
デメリット | 高配当株のすべてがお得とは言えない | 現在の配当利回りが高くない場合が多い |
ETFや投資信託で分散投資するのが手堅い!
初心者の方が個別株で高配当株や連続増配株を選ぶのは、正直ハードルが高めです。そんなときに活用したいのがETFや投資信託です。ETFや投資信託を使えば、指数に連動した分散投資が手軽にできます。
投資対象 | 名称 | 信託報酬 | |
日本株 | NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動上場投信 | 1577 | 0.352% |
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50連動上場投信 | 1489 | 0.308% | |
アメリカ株 | グローバルX S&P500配当貴族ETF | 2236 | 0.303% |
Vanguard High Dividend Yield Index Fund ETF | VYM | 0.06% | |
iShares Core High Dividend ETF | HDV | 0.08% | |
SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF | SPYD | 0.07% |
ETFや投資信託を活用すれば、高配当株投資と連続増配株投資を同時に実現する戦略も可能です。両方のETFを組み合わせて保有することで、バランスを取れます。
まとめ
目的に応じて選びましょう。高配当株も連続増配株も、配当という魅力を持った投資対象ですが、求めるものが違います。
- 今すぐの配当収入が欲しい人は、高配当株!
- 将来も含めた安定成長を狙う人は、連続増配株!
- どちらとも決められない場合は、ETFを活用して、複数銘柄に分散投資する!
これがのが賢いやり方です。配当生活の第一歩として、今回紹介した考え方をぜひ取り入れてみてください。