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アメリカ株に投資するメリットとデメリット|アメリカ株が優秀であると考える理由

アメリカ 成長株

株式の投資対象には、アメリカ株以外にも日本株、中国株、インド株、先進国株、新興国株など様々あります。その時期のブームによって、日本株、中国株、インド株などが有利な時期もありました。

おくりん
おくりん

わたしは長期で考えるとアメリカ株が優秀であると考えています

この記事では、アメリカ株に投資するメリットとデメリットを紹介します。

メリットとしては、リターンが高い、人口が増加している、イノベーションが起きやすい、成長速度が速い、覇権国家である、解雇規制が緩いなど多くあります。

一方デメリットとしては、為替の影響を受ける、配当金に二重課税されるといったものがありますが、それぞれ対策が可能なためデメリットと言うほどではありません。

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アメリカ株に投資するメリット

リターンが高い

下のチャートは、クレディ・スイスの年次レポート中の、1900年から2020年までの国別の名目(インフレ調整なし)年間リターン(年間成長率、CAGR)を示しています。その結果、20か国中アメリカは2位でした。このような長期で高いリターンを出してきた実績があるアメリカ株は、将来的にも高いリターンが期待できます。

国別株式リターン
国別株式リターン(出典:Mindfully Investing

人口が増加している

少子高齢化によって人口が減少しつつある日本と違い、アメリカは人口が増え続けています。そのため、企業の利益に貢献する労働力人口が増え続け、経済が成長しやすい状況が続きます。また、人口が多いということは個人消費の多さにもつながり、商品やサービスが消費されやすくなり、企業の利益は大きくなります。

イノベーションが起きやすい

アメリカは、移民国家で多様性であり社会が流動的なうえに、ベンチャーキャピタルによる投資が活発でベンチャー企業によるイノベーションが起きやすい環境があります。

また、世界共通言語の英語が使えるため、世界中から優秀な人材がアメリカに集まりやすいです。

例えば、世界から人材を集める米国の教育・雇用システムや、シリコンバレーを中心としたITスタートアップのエコシステムなどが、アメリカのイノベーションが生まれる土台になっています。

企業の成長速度が速い

日米の予想ROEの推移をみると、アメリカ企業のROEは日本企業の約2程度あります。ROEは企業の成長速度ともいえます。アメリカ企業は成長速度が速いことがわかります。

アメリカ企業のROEが高い理由は、アメリカでは株主還元が徹底されており、非効率化経営状態が続くと経営者を交代させて効率的根経営を目指すためです。

日米の予想ROE推移
日米の予想ROEの推移(出典:SMBC日興証券

覇権国家である

アメリカは経済的、軍事的、政治的に強い立場をもつ覇権国家であり、他国に対して圧力をかけて、自国に有利なルールで勝負します。そのためアメリカ企業は有利に成長することができます。

例えば、特定の国への関税を調整したり、特定の国をSWIFTから締め出したり、特定の企業のサービスをアメリカから排除したりすることができます。

解雇規制が緩い

日本では解雇規制が厳しく労働者を解雇するのはハードルが高いですが、アメリカでは解雇規制が緩いです。そのため、アメリカではパフォーマンスの低い労働者は解雇され、優秀な労働者のみが会社に残ります。また、不要な労働者に給料を払い続ける必要もありません。

日本と比較してアメリカの企業の生産性が高い理由の一部は解雇規制で説明できます。

アメリカ株に投資するデメリット

為替の影響を受ける

アメリカ株はドル建て資産なので、為替の影響を受けます。もし、アメリカ株を購入した時点より売却した時点で円高になっていると、為替の分だけ損失が発生します。ただ、逆に円安になっていた場合は為替差益が発生しますので、為替の影響を受けることが一概にデメリットとは言えません。

配当金に二重課税される

アメリカ株の配当金には、まずアメリカ国内で源泉徴収税(通常10%)が課され、その後日本で20.315%の税金が再度課される、二重課税になっています。しかし、確定申告をすれば二重課税の分の税金は還付されます。

二重課税されるのはアメリカ市場に上場している個別株やETFを購入した場合の話で、日本で投資信託を購入した場合は二重課税されません。

まとめ

この記事では、アメリカ株に投資するメリットとデメリットを紹介しました。メリットとしては、リターンが高い、人口が増加している、イノベーションが起きやすい、成長率が高い、覇権国家である、解雇規制が緩いなど多くあります。一方デメリットとしては、為替の影響を受ける、配当金に二重課税されるといったものがありますが、それぞれ対策が可能なためデメリットと言うほどではありません。

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